「机上の灯台」終了しました。


「机上の灯台」無事に終了しました。
2年ぶりのみずのそらでの展示は、2年前と変わらず晴れがましく嬉しいものになりました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました!

会期中は沢山の方とお話し、お祭りの提灯がぽつぽつと光る西荻の町をふらふらと歩いてはエスニック料理を食べ歩く、楽しい毎日でした。

次の山羊の木関連の出店は9月23日(金)第1回かまくらブックフェスタです!

またどこかでお会いできますよう。

凸凹展やってます

凸凹展もたけなわです。


会場は元小学校。展示もあの小学校机です。


私は夜灯集やひま栞、ポストカードを展示しています。




とても楽しくて時々会場に行っています。

作品や活版用品の物販も魅力的。ついつい散財してしまいます。
あと残すところ2日。活版が好きな方には非常におすすめです。
11日は私も1日中おります。

制作しています

文学フリマは終わりましたが、作業はまだ全然終わっていません。

完成予定の250部のうち、25部しか出来上がっていないのです。

前回の「物語集」があっという間になくなってしまったので、
打ち合わせの時、石川に「もっと部数を増やしてさー、200部、いや、250部!」
と話を大きくしてしまったのですが、いささか悔やまれます。

カード一種を印刷するとき、だいたい100枚ぐらいまでが娯楽、
200ぐらいまでが修行、200から250ぐらいは苦行という感があります。


印刷中のスリーブ。

今回は箱装の上にスリーブを付けます。
ここだけ銀インキ。活版は墨インキの美しさも格別ですが、
こういった家庭用インクジェットプリンタではできない色を印刷するのも単純な喜びがあります。

近況

最近は(久々に)新作を作っている。

石川美南との共著で、石川が短歌を作り、私が写真を撮って、カード集にする。

印刷は短歌を活版で、写真をオフセットでという体裁。
オフセットは外注ですでに印刷済み、カードを入れる箱も発注済み、
活版はこれからだ(…)。

先日も発注していた山のようなボリュームの紙が届いた。たぶん15圓阿蕕ぁ
「こんなに沢山誰が刷るんだ?…俺だ」とおののいても一人。

近況

3月には「活字を知る勉強会」があった。

種字の地金彫り名人・清水金之助氏の実演をメインとした会で、
私も資料作りなどに関して部分的にお手伝いさせていただいた。
(種字とは母型を作るための型。活字は母型から鋳造する)

たとえばチラシ用に、写真を撮ったりした。
こんなふうに…。




資料作りの関係で、昔買ったマクロレンズが大活躍だった。
しかしどうしてマクロレンズなんて持っていたのだろう、
ネイチャーフォトでも志していたのだろうか、まったくの謎。


実演会は沢山の方が来ていて、私自身大変勉強になった。
詳細はまたアップする予定。

私に関して言えば、地金彫りを目の当たりにして母型について勉強してから、
文字に対する認識がかなり変わったと思う。

たとえば、母型の製造に手彫りの種字が使われなくなっていったのは昭和30年(1955)
ぐらいからとされていて、ということは逆に、それまで活字は全て手彫りの種字から
生まれていたということになる。
(それが本当に「全ての活字」なのか、あるいは「多くの活字」なのかは不勉強ではっきり
分からないのだが、機械式母型彫刻機の普及が1949年以降なのだから
やはり少なくとも1948年以前に関して言えば「全ての活字」なのだろうか)

そのことを知ったとき、心底ぞっとして、未だに昭和30年より前に発刊された本をめくるときには
「この文字全部が元は手彫りで…」と考えて平静でいられない。

古めの本を読む習慣のある人ならば昭和30年以前の本といってそれほど珍しいと
思わないはずで、実際古本屋に行けばそれくらいの時代の本はまだいくらでも買うことができる。
なんだかすごい気もするが、それだけめまぐるしいスピードで印刷にまつわる状況は
変化しているとも言える。

2008年整理整頓

昨年は、いろいろなイベントがあった関係で計2カ所の活字鋳造所の見学に行くことができた。

びっしりとスダレケースに並べられた活字の存在感、鋳造機が熔解した鉛から音をたてて
活字を鋳込んでいく様子…などは私の書く能力をやや超えた体験で、
自分にブログなどに書く資格があるかいつも疑わしくなってしまう。
…なのでそれらは置いておくこととして、両方の鋳造所で共通して見かけたあるもののことを。

それは…


縦30センチぐらい。


壁に直書き。「整」の字の、長く伸びた下の辺に強い意志を感じる。

「安全第一」がどの工事現場にも掲示されているのは、
それがもっとも尊ばれるべき言葉だからだろう。
重要かつ、いつも目にしていないとうっかりないがしろにされそうなことが掲げられているのだ。
ということは……。

活字鋳造所と比べれば象と比較したときの蟻ほどの規模でしかないが、
活字を扱う末端の一人として今年(から)は整理整頓を肝に銘じたい。
というか銘じないとまずいというかほんと次の作業ができないというか…。

まずは、上の写真をプリントして額縁に入れ、部屋に掲げることから始めたい。

本気です。

2008年

今年もよろしくお願いいたします。



今年の年賀状。12月30日まで刷ってました…。
で、インキが乾くのを待って、宛名書いて、大晦日に投函。
海岸印刷はスローライフを実践しています(悪い意味で)。

デザインはうんうんうなった挙げ句、写真と活版の両方を使うことに。
写真部分はオフセット(むろん外注です)、その上から文字部分を活版で。
書体はMartin Bold 24pt。色はグレーと赤。
当初グレー部分は「シックなブルーグレー」で刷ろうと思っていたものの、
インキを混ぜても混ぜても目的の色にならず。
「薄気味悪いくすんだ青ねずみ色」→「少しくすんだ青ねずみ色」
→「どこかの沼の色」を経てふて寝(12月29日の出来事)。

結局次の日、昨日の試し刷りを見渡したら、最初に作ったグレーのプリントがよかったので
そのままグレーのインキを作って本刷りに。
2008年はもっと色遣いを上手くしたい。そして年賀状を12月25日までに出したいです。

『雲捕獲記録 Dancing on the Cloud』  2007 Miniature Book Competition Distinguished Book Award 受賞

赤井都さんの豆本『雲捕獲記録 Dancing on the Cloud』が
2007年Miniature Book Competitionで特別優秀賞を受賞した。


(写真は限定版。受賞したのは箱装、ニットカバー付きの特装版)。

赤井さんのサイトの一つ「言壺」
http://miyako.cool.ne.jp/kototsubo/index.html

Miniature Book Society
http://www.mbs.org/index.html

この豆本は今年の春、海岸印刷で印刷を担当させていただいたもので、
受賞のことを赤井さんから聞いたときは「ああ、よかった、足引っ張らなくて…」
と心底ほっとした(いやほんとに)。

初めて欧文組版をしたもので、お話をいただいたときから
組版の本でにわか勉強、印刷中も「これで合ってるのか、間違ってたらどうしよう……」
とおっかなびっくりだった。何せ海外の豆本コンペに出すというのだから。

受賞されたということで、本当によかった。
ちなみに赤井さんは2年連続の受賞(すごい)。おめでとうございます。

赤井さんの話では、特別優秀賞(分かりにくいが、これが最高賞)を受賞した
三作品はすべて活版印刷だったそう。


活字地金彫刻

先月、活字地金彫刻の実演見学会に参加した。



詳細は↓(長いです)。

写真追加しました。(7/17)

白鯨

いつか『白鯨』を刷りたいものだ(当然ごく一部分を)。




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